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＃	書名	章	節	コメント	テキスト
1	マタイによる福音書	18	25		しかし、返かえせなかったので、主人しゅじんは、その人ひと自身じしんとその妻子さいしと持もち物もの全部ぜんぶとを売うって返かえすように命めいじた。
1	マタイによる福音書	18	26		そこで、この僕しもべはひれ伏ふして哀願あいがんした、『どうぞお待まちください。全部ぜんぶお返かえしいたしますから』。
1	マタイによる福音書	18	27		僕しもべの主人しゅじんはあわれに思おもって、彼かれをゆるし、その負債ふさいを免めんじてやった。
1	マタイによる福音書	18	28		その僕しもべが出でて行いくと、百デナリを貸かしているひとりの仲間なかまに出会であい、彼かれをつかまえ、首くびをしめて『借金しゃっきんを返かえせ』と言いった。
1	マタイによる福音書	18	29		そこでこの仲間なかまはひれ伏ふし、『どうか待まってくれ。返かえすから』と言いって頼たのんだ。
1	マタイによる福音書	18	30		しかし承知しょうちせずに、その人ひとをひっぱって行いって、借金しゃっきんを返かえすまで獄ごくに入いれた。
1	マタイによる福音書	18	31		その人ひとの仲間なかまたちは、この様子ようすを見みて、非常ひじょうに心こころをいため、行いってそのことをのこらず主人しゅじんに話はなした。
1	マタイによる福音書	18	32		そこでこの主人しゅじんは彼かれを呼よびつけて言いった、『悪わるい僕しもべ、わたしに願ねがったからこそ、あの負債ふさいを全部ぜんぶゆるしてやったのだ。
1	マタイによる福音書	18	33		わたしがあわれんでやったように、あの仲間なかまをあわれんでやるべきではなかったか』。
1	マタイによる福音書	18	34		そして主人しゅじんは立腹りっぷくして、負債ふさい全部ぜんぶを返かえしてしまうまで、彼かれを獄吏ごくりに引ひきわたした。