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ヨブ記 |
9 |
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たといわたしは正しくても、 わたしの口はわたしを罪ある者とする。 たといわたしは罪がなくても、 彼はわたしを曲った者とする。 |
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ヨブ記 |
9 |
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わたしは罪がない、しかしわたしは自分を知らない。 わたしは自分の命をいとう。 |
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ヨブ記 |
9 |
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皆同一である。それゆえ、わたしは言う、 『彼は罪のない者と、悪しき者とを 共に滅ぼされるのだ』と。 |
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ヨブ記 |
9 |
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災がにわかに人を殺すような事があると、 彼は罪のない者の苦難をあざ笑われる。 |
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ヨブ記 |
9 |
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世は悪人の手に渡されてある。 彼はその裁判人の顔をおおわれる。 もし彼でなければ、これはだれのしわざか。 |
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ヨブ記 |
9 |
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わたしの日は飛脚よりも速く、 飛び去って幸を見ない。 |
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ヨブ記 |
9 |
26 |
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これは走ること葦舟のごとく、 えじきに襲いかかる、わしのようだ。 |
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ヨブ記 |
9 |
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たといわたしは『わが嘆きを忘れ、 憂い顔をかえて元気よくなろう』と言っても、 |
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ヨブ記 |
9 |
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わたしはわがもろもろの苦しみを恐れる。 あなたがわたしを罪なき者とされないことを わたしは知っているからだ。 |
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ヨブ記 |
9 |
29 |
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わたしは罪ある者とされている。 どうして、いたずらに労する必要があるか。 |