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＃	書名	章	節	コメント	テキスト
1	マタイによる福音書	5	28		しかし、わたしはあなたがたに言いう。だれでも、情欲じょうよくをいだいて女おんなを見みる者ものは、心こころの中なかですでに姦淫かんいんをしたのである。
1	マタイによる福音書	5	29		もしあなたの右みぎの目めが罪つみを犯おかさせるなら、それを抜ぬき出だして捨すてなさい。五体ごたいの一部いちぶを失うしなっても、全身ぜんしんが地獄じごくに投なげ入いれられない方ほうが、あなたにとって益えきである。
1	マタイによる福音書	5	30		もしあなたの右みぎの手てが罪つみを犯おかさせるなら、それを切きって捨すてなさい。五体ごたいの一部いちぶを失うしなっても、全身ぜんしんが地獄じごくに落おち込こまない方ほうが、あなたにとって益えきである。
1	マタイによる福音書	5	31		また『妻つまを出だす者ものは離縁りえん状じょうを渡わたせ』と言いわれている。
1	マタイによる福音書	5	32		しかし、わたしはあなたがたに言いう。だれでも、不品行ふひんこう以外いがいの理由りゆうで自分じぶんの妻つまを出だす者ものは、姦淫かんいんを行おこなわせるのである。また出だされた女おんなをめとる者ものも、姦淫かんいんを行おこなうのである。
1	マタイによる福音書	5	33		また昔むかしの人々ひとびとに『いつわり誓ちかうな、誓ちかったことは、すべて主しゅに対たいして果はたせ』と言いわれていたことは、あなたがたの聞きいているところである。
1	マタイによる福音書	5	34		しかし、わたしはあなたがたに言いう。いっさい誓ちかってはならない。天てんをさして誓ちかうな。そこは神かみの御座みざであるから。
1	マタイによる福音書	5	35		また地ちをさして誓ちかうな。そこは神かみの足あし台だいであるから。またエルサレムをさして誓ちかうな。それは『大王だいおうの都みやこ』であるから。
1	マタイによる福音書	5	36		また、自分じぶんの頭あたまをさして誓ちかうな。あなたは髪かみの毛け一ひとすじさえ、白しろくも黒くろくもすることができない。
1	マタイによる福音書	5	37		あなたがたの言葉ことばは、ただ、しかり、しかり、否いな、否いな、であるべきだ。それ以上いじょうに出でることは、悪あくから来くるのである。