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0 サムエル記下 18 12 その人ひとはヨアブに言いった、「たといわたしの手てに銀ぎん千シケルを受うけても、手てを出だして王おうの子こに敵てきすることはしません。王おうはわれわれが聞きいているところで、あなたとアビシャイとイッタイに、『わたしのため若者わかものアブサロムを保護ほごせよ』と命めいじられたからです。
0 サムエル記下 18 13 もしわたしがそむいて彼かれの命いのちをそこなったのであれば、何事なにごとも王おうに隠かくれることはありませんから、あなたはみずから立たってわたしを責せめられたでしょう」。
0 サムエル記下 18 14 そこで、ヨアブは「こうしてあなたと共ともにとどまってはおられない」と言いって、手てに三筋すじの投なげやりを取とり、あのかしの木きにかかって、なお生いきているアブサロムの心臓しんぞうにこれを突つき通とおした。
0 サムエル記下 18 15 ヨアブの武器ぶきを執とる十人にんの若者わかものたちは取とり巻まいて、アブサロムを撃うち殺ころした。
0 サムエル記下 18 16 こうしてヨアブがラッパを吹ふいたので、民たみはイスラエルのあとを追おうことをやめて帰かえった。ヨアブが民たみを引ひきとめたからである。
0 サムエル記下 18 17 人々ひとびとはアブサロムを取とって、森もりの中なかの大おおきな穴あなに投なげいれ、その上うえにひじょうに大おおきい石塚いしづかを積つみ上あげた。そしてイスラエルはみなおのおのその天幕てんまくに逃にげ帰かえった。
0 サムエル記下 18 18 さてアブサロムは生いきている間あいだに、王おうの谷たにに自分じぶんのために一つの柱はしらを建たてた。それは彼かれが、「わたしは自分じぶんの名なを伝つたえる子こがない」と思おもったからである。彼かれはその柱はしらに自分じぶんの名なをつけた。その柱はしらは今日こんにちまでアブサロムの碑いしぶみととなえられている。
0 サムエル記下 18 19 さてザドクの子こアヒマアズは言いった、「わたしは走はしって行いって、主しゅが王おうを敵てきの手てから救すくい出だされたおとずれを王おうに伝つたえましょう」。
0 サムエル記下 18 20 ヨアブは彼かれに言いった、「きょうは、おとずれを伝つたえてはならない。おとずれを伝つたえるのは、ほかの日ひにしなさい。きょうは王おうの子こが死しんだので、おとずれを伝つたえてはならない」。
0 サムエル記下 18 21 ヨアブはクシびとに言いった、「行いって、あなたの見みた事ことを王おうに告つげなさい」。クシびとはヨアブに礼れいをして走はしって行いった。