1 |
ルカによる福音書 |
8 |
37 |
|
それから、ゲラサの地方の民衆はこぞって、自分たちの所から立ち去ってくださるようにとイエスに頼んだ。彼らが非常な恐怖に襲われていたからである。そこで、イエスは舟に乗って帰りかけられた。 |
1 |
ルカによる福音書 |
8 |
38 |
|
悪霊を追い出してもらった人は、お供をしたいと、しきりに願ったが、イエスはこう言って彼をお帰しになった。 |
1 |
ルカによる福音書 |
8 |
39 |
|
「家へ帰って、神があなたにどんなに大きなことをしてくださったか、語り聞かせなさい」。そこで彼は立ち去って、自分にイエスがして下さったことを、ことごとく町中に言いひろめた。 |
1 |
ルカによる福音書 |
8 |
40 |
|
イエスが帰ってこられると、群衆は喜び迎えた。みんながイエスを待ちうけていたのである。 |
1 |
ルカによる福音書 |
8 |
41 |
|
するとそこに、ヤイロという名の人がきた。この人は会堂司であった。イエスの足もとにひれ伏して、自分の家においでくださるようにと、しきりに願った。 |
1 |
ルカによる福音書 |
8 |
42 |
|
彼に十二歳ばかりになるひとり娘があったが、死にかけていた。ところが、イエスが出て行かれる途中、群衆が押し迫ってきた。 |
1 |
ルカによる福音書 |
8 |
43 |
|
ここに、十二年間も長血をわずらっていて、医者のために自分の身代をみな使い果してしまったが、だれにもなおしてもらえなかった女がいた。 |
1 |
ルカによる福音書 |
8 |
44 |
|
この女がうしろから近寄ってみ衣のふさにさわったところ、その長血がたちまち止まってしまった。 |
1 |
ルカによる福音書 |
8 |
45 |
|
イエスは言われた、「わたしにさわったのは、だれか」。人々はみな自分ではないと言ったので、ペテロが「先生、群衆があなたを取り囲んで、ひしめき合っているのです」と答えた。 |
1 |
ルカによる福音書 |
8 |
46 |
|
しかしイエスは言われた、「だれかがわたしにさわった。力がわたしから出て行ったのを感じたのだ」。 |