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ある日の午後三時ごろ、神の使が彼のところにきて、「コルネリオよ」と呼ぶのを、幻ではっきり見た。 |
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彼は御使を見つめていたが、恐ろしくなって、「主よ、なんでございますか」と言った。すると御使が言った、「あなたの祈や施しは神のみ前にとどいて、おぼえられている。 |
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ついては今、ヨッパに人をやって、ペテロと呼ばれるシモンという人を招きなさい。 |
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この人は、海べに家をもつ皮なめしシモンという者の客となっている」。 |
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このお告げをした御使が立ち去ったのち、コルネリオは、僕ふたりと、部下の中で信心深い兵卒ひとりとを呼び、 |
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いっさいの事を説明して聞かせ、ヨッパへ送り出した。 |
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翌日、この三人が旅をつづけて町の近くにきたころ、ペテロは祈をするため屋上にのぼった。時は昼の十二時ごろであった。 |
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彼は空腹をおぼえて、何か食べたいと思った。そして、人々が食事の用意をしている間に、夢心地になった。 |
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すると、天が開け、大きな布のような入れ物が、四すみをつるされて、地上に降りて来るのを見た。 |
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その中には、地上の四つ足や這うもの、また空の鳥など、各種の生きものがはいっていた。 |