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0 サムエル記上 30 12 また彼かれらはほしいちじくのかたまり一つと、ほしぶどう二ふさを彼かれに与あたえた。彼かれは食たべて元気げんきを回復かいふくした。彼かれは三日か三夜よ、パンを食たべず、水みずを飲のんでいなかったからである。
0 サムエル記上 30 13 ダビデは彼かれに言いった、「あなたはだれのものか。どこからきたのか」。彼かれは言いった、「わたしはエジプトの若者わかもので、アマレクびとの奴隷どれいです。三日か前まえにわたしが病気びょうきになったので、主人しゅじんはわたしを捨すてて行いきました。
0 サムエル記上 30 14 わたしどもは、ケレテびとのネゲブと、ユダに属ぞくする地ちと、カレブのネゲブを襲おそい、また火ひでチクラグを焼やきはらいました」。
0 サムエル記上 30 15 ダビデは彼かれに言いった、「あなたはその軍隊ぐんたいのところへわたしを導みちびき下くだってくれるか」。彼かれは言いった、「あなたはわたしを殺ころさないこと、またわたしを主人しゅじんの手てに渡わたさないことを、神かみをさしてわたしに誓ちかってください。そうすればあなたをその軍隊ぐんたいのところへ導みちびき下くだりましょう」。
0 サムエル記上 30 16 彼かれはダビデを導みちびき下くだったが、見みよ、彼かれらはペリシテびとの地ちとユダの地ちから奪うばい取とったさまざまの多おおくのぶんどり物もののゆえに、食くい飲のみ、かつ踊おどりながら、地ちのおもてにあまねく散ちりひろがっていた。
0 サムエル記上 30 17 ダビデは夕ゆうぐれから翌日よくじつの夕方ゆうがたまで、彼かれらを撃うったので、らくだに乗のって逃にげた四百人にんの若者わかものたちのほかには、ひとりものがれた者ものはなかった。
0 サムエル記上 30 18 こうしてダビデはアマレクびとが奪うばい取とったものをみな取とりもどした。またダビデはそのふたりの妻つまを救すくい出だした。
0 サムエル記上 30 19 そして彼かれらに属ぞくするものは、小ちいさいものも大おおきいものも、むすこも娘むすめもぶんどり物ものも、アマレクびとが奪うばい去さった物ものは何なにをも失うしなわないで、ダビデがみな取とりもどした。
0 サムエル記上 30 20 ダビデはまたすべての羊ひつじと牛うしを取とった。人々ひとびとはこれらの家畜かちくを彼かれの前まえに追おって行いきながら、「これはダビデのぶんどり物ものだ」と言いった。
0 サムエル記上 30 21 そしてダビデが、あの疲つかれてダビデについて行いくことができずに、ベソル川かわのほとりにとどまっていた二百人にんの者もののところへきた時とき、彼かれらは出でてきてダビデを迎むかえ、またダビデと共ともにいる民たみを迎むかえた。ダビデは民たみに近ちかづいてその安否あんぴを問とうた。