# | 書名 | 章 | 節 | コメント | テキスト |
---|---|---|---|---|---|
0 | ダニエル書 | 6 | 17 | そして一つの石を持ってきて、穴の口をふさいだので、王は自分の印と、大臣らの印をもって、これに封印した。これはダニエルの処置を変えることのないようにするためであった。 | |
0 | ダニエル書 | 6 | 18 | こうして王はその宮殿に帰ったが、その夜は食をとらず、また、そばめたちを召し寄せず、全く眠ることもしなかった。 | |
0 | ダニエル書 | 6 | 19 | こうして王は朝まだき起きて、ししの穴へ急いで行ったが、 | |
0 | ダニエル書 | 6 | 20 | ダニエルのいる穴に近づいたとき、悲しげな声をあげて呼ばわり、ダニエルに言った、「生ける神のしもべダニエルよ、あなたが常に仕えている神はあなたを救って、ししの害を免れさせることができたか」。 | |
0 | ダニエル書 | 6 | 21 | ダニエルは王に言った、「王よ、どうか、とこしえに生きながらえられますように。 | |
0 | ダニエル書 | 6 | 22 | わたしの神はその使をおくって、ししの口を閉ざされたので、ししはわたしを害しませんでした。これはわたしに罪のないことが、神の前に認められたからです。王よ、わたしはあなたの前にも、何も悪い事をしなかったのです」。 | |
0 | ダニエル書 | 6 | 23 | そこで王は大いに喜び、ダニエルを穴の中から出せと命じたので、ダニエルは穴の中から出されたが、その身になんの害をも受けていなかった。これは彼が自分の神を頼みとしていたからである。 | |
0 | ダニエル書 | 6 | 24 | 王はまた命令を下して、ダニエルをあしざまに訴えた人々を引いてこさせ、彼らをその妻子と共に、ししの穴に投げ入れさせた。彼らが穴の底に達しないうちに、ししは彼らにとびかかって、その骨までもかみ砕いた。 | |
0 | ダニエル書 | 6 | 25 | そこでダリヨス王は全世界に住む諸民、諸族、諸国語の者に詔を書きおくって言った、「どうか、あなたがたに平安が増すように。 | |
0 | ダニエル書 | 6 | 26 | わたしは命令を出す。わが国のすべての州の人は、皆ダニエルの神を、おののき恐れなければならない。 彼は生ける神であって、 とこしえに変ることなく、 その国は滅びず、その主権は終りまで続く。 |