0 |
エステル記 |
1 |
9 |
|
王妃ワシテもまたアハシュエロス王に属する王宮の内で女たちのために酒宴を設けた。 |
0 |
エステル記 |
1 |
10 |
|
七日目にアハシュエロス王は酒のために心が楽しくなり、王の前に仕える七人の侍従メホマン、ビズタ、ハルボナ、ビグタ、アバグタ、ゼタルおよびカルカスに命じて、 |
0 |
エステル記 |
1 |
11 |
|
王妃ワシテに王妃の冠をかぶらせて王の前にこさせよと言った。これは彼女が美しかったので、その美しさを民らと大臣たちに見せるためであった。 |
0 |
エステル記 |
1 |
12 |
|
ところが、王妃ワシテは侍従が伝えた王の命令に従って来ることを拒んだので、王は大いに憤り、その怒りが彼の内に燃えた。 |
0 |
エステル記 |
1 |
13 |
|
そこで王は時を知っている知者に言った、――王はすべて法律と審判に通じている者に相談するのを常とした。 |
0 |
エステル記 |
1 |
14 |
|
時に王の次にいた人々はペルシャおよびメデアの七人の大臣カルシナ、セタル、アデマタ、タルシシ、メレス、マルセナ、メムカンであった。彼らは皆王の顔を見る者で、国の首位に座する人々であった―― |
0 |
エステル記 |
1 |
15 |
|
「王妃ワシテは、アハシュエロス王が侍従をもって伝えた命令を行わないゆえ、法律に従って彼女にどうしたらよかろうか」。 |
0 |
エステル記 |
1 |
16 |
|
メムカンは王と大臣たちの前で言った、「王妃ワシテはただ王にむかって悪い事をしたばかりでなく、すべての大臣およびアハシュエロス王の各州のすべての民にむかってもしたのです。 |
0 |
エステル記 |
1 |
17 |
|
王妃のこの行いはあまねくすべての女たちに聞えて、彼らはついにその目に夫を卑しめ、『アハシュエロス王は王妃ワシテに、彼の前に来るように命じたがこなかった』と言うでしょう。 |
0 |
エステル記 |
1 |
18 |
|
王妃のこの行いを聞いたペルシャとメデアの大臣の夫人たちもまた、今日、王のすべての大臣たちにこのように言うでしょう。そうすれば必ず卑しめと怒りが多く起ります。 |