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雅歌 |
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わたしはすでに着物を脱いだ、 どうしてまた着られようか。 すでに足を洗った、 どうしてまた、よごせようか。 |
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雅歌 |
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わが愛する者が掛けがねに手をかけたので、 わが心は内におどった。 |
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雅歌 |
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5 |
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わたしが起きて、 わが愛する者のためにあけようとしたとき、 わたしの手から没薬がしたたり、 わたしの指から没薬の液が流れて、 貫の木の取手の上に落ちた。 |
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雅歌 |
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6 |
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わたしはわが愛する者のために開いたが、 わが愛する者はすでに帰り去った。 彼が帰り去ったとき、わが心は力を失った。 わたしは尋ねたけれども見つからず、 呼んだけれども答がなかった。 |
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雅歌 |
5 |
7 |
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町をまわり歩く夜回りらは わたしを見ると、撃って傷つけ、 城壁を守る者らは、わたしの上着をはぎ取った。 |
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雅歌 |
5 |
8 |
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エルサレムの娘たちよ、 わたしはあなたがたに誓って、お願いする。 もしわが愛する者を見たなら、 わたしが愛のために病みわずらっていると、 彼に告げてください。 |
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雅歌 |
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9 |
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女のうちの最も美しい者よ、 あなたの愛する者は、ほかの人の愛する者に、 なんのまさるところがあるか。 あなたの愛する者は、ほかの人の愛する者に、 なんのまさるところがあって、 そのように、わたしたちに誓い、願うのか。 |
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雅歌 |
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わが愛する者は白く輝き、かつ赤く、 万人にぬきんで、 |
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雅歌 |
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11 |
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その頭は純金のように、 その髪の毛はうねっていて、からすのように黒い。 |
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雅歌 |
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12 |
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その目は泉のほとりのはとのように、 乳で洗われて、良く落ち着いている。 |