口語約聖書検索

検索条件 : 
書名 コメント テキスト
0 哀歌 4 2 ああ、せいきんにもすべきシオンのいとしらは、 陶器とうきのわざであるつちうつわのようにみなされる。
0 哀歌 4 3 山犬やまいぬさえもぶさをたれて、そのちちませる。 ところが、わがたみむすめは、 荒野あらののだちょうのように無慈悲むじひになった。
0 哀歌 4 4 のみしたはかわいて、うえあごに、ひたとつき、 おさらはパンをもとめても、これにあたえるものがない。
0 哀歌 4 5 うまいものべていたものは、 ちぶれて、ちまたにおり、 むらさき着物きものそだてられたものも、 いまはいだまりのうえしている。
0 哀歌 4 6 わがたみむすめのうけたこらしめは、 ソドムのばつよりもおおきかった。 ソドムはむかしひとによらないで、 またたくまにほろぼされたのだ。
0 哀歌 4 7 わがたみきみたちはゆきよりもきよらかに、 ちちよりもしろく、 そのからだは、さんごよりもあかく、 その姿すがたうつくしさはサファイヤのようであった。
0 哀歌 4 8 いまはそのかおはすすよりもくろく、 まちなかにいてもひとられず、 その皮膚ひふちぢんでほねにつき、 かわいてのようになった。
0 哀歌 4 9 つるぎでころされるものは、 えてものよりもさいわいである。 かれらは田畑たはた産物さんぶつ欠乏けつぼうによって、 されたもののようにおとろくからである。
0 哀歌 4 10 わがたみむすめほろびるときには 情深なさけぶかおんなたちさえも、 ずから自分じぶんどもをて、それを食物しょくもつとした。
0 哀歌 4 11 しゅはそのいきどおりをことごとくらし、 はげしいいかりをそそぎ、 シオンにやして、 そのいしずえまでもはらわれた。