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その勇士の盾は赤くいろどられ、 その兵士は紅に身をよろう。 戦車はその備えの日に、火のように輝き、 軍馬はおどる。 |
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戦車はちまたに狂い走り、 大路に飛びかける。 彼らはたいまつのように輝き、 いなずまのように飛びかける。 |
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将士らは召集され、 彼らはその道でつまずき倒れ、 城壁に向かって急いで行って大盾を備える。 |
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川々の門は開け、 宮殿はあわてふためく。 |
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その王妃は裸にされて、捕われゆき、 その侍女たちは悲しみ、 胸を打って、はとのようにうめく。 |
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ニネベは池のようであったが、 その水は注ぎ出された。 「立ち止まれ、立ち止まれ」と呼んでも、 ふりかえるものもない。 |
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銀を奪え、金を奪え。 その宝は限りなく、 もろもろの尊い物はおびただしい。 |
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消えうせ、むなしくなり、荒れはてた。 心は消え、ひざは震え、 すべての腰には痛みがあり、 すべての顔は色を失った。 |
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ししのすみかはどこであるか。 若いししの穴はどこであるか。 そこに雄じしはその獲物を携え行き、 その子じしと共にいても、これを恐れさせる者はない。 |
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雄じしはその子じしのために引き裂き、 雌じしのために獲物を絞め殺し、 獲物をもってその穴を満たし、 引き裂いた肉をもってそのすみかを満たした。 |