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0 伝道の書 1 6 風かぜは南みなみに吹ふき、また転てんじて、北きたに向むかい、 めぐりにめぐって、またそのめぐる所ところに帰かえる。
0 伝道の書 1 7 川かわはみな、海うみに流ながれ入いる、 しかし海うみは満みちることがない。 川かわはその出でてきた所ところにまた帰かえって行いく。
0 伝道の書 1 8 すべての事ことは人ひとをうみ疲つかれさせる、 人ひとはこれを言いいつくすことができない。 目めは見みることに飽あきることがなく、 耳みみは聞きくことに満足まんぞくすることがない。
0 伝道の書 1 9 先さきにあったことは、また後のちにもある、 先さきになされた事ことは、また後のちにもなされる。 日ひの下したには新あたらしいものはない。
0 伝道の書 1 10 「見みよ、これは新あたらしいものだ」と 言いわれるものがあるか、 それはわれわれの前まえにあった世々よよに、 すでにあったものである。
0 伝道の書 1 11 前まえの者もののことは覚おぼえられることがない、 また、きたるべき後のちの者もののことも、 後のちに起おこる者ものはこれを覚おぼえることがない。
0 伝道の書 1 12 伝道者でんどうしゃであるわたしはエルサレムで、イスラエルの王おうであった。
0 伝道の書 1 13 わたしは心こころをつくし、知恵ちえを用もちいて、天あめが下したに行おこなわれるすべてのことを尋たずね、また調しらべた。これは神かみが、人ひとの子こらに与あたえて、ほねおらせられる苦くるしい仕事しごとである。
0 伝道の書 1 14 わたしは日ひの下したで人ひとが行おこなうすべてのわざを見みたが、みな空くうであって風かぜを捕とらえるようである。
0 伝道の書 1 15 曲まがったものは、まっすぐにすることができない、 欠かけたものは数かぞえることができない。