0 |
伝道の書 |
5 |
14 |
|
またその富は不幸な出来事によってうせ行くことである。それで、その人が子をもうけても、彼の手には何も残らない。 |
0 |
伝道の書 |
5 |
15 |
|
彼は母の胎から出てきたように、すなわち裸で出てきたように帰って行く。彼はその労苦によって得た何物をもその手に携え行くことができない。 |
0 |
伝道の書 |
5 |
16 |
|
人は全くその来たように、また去って行かなければならない。これもまた悲しむべき悪である。風のために労する者になんの益があるか。 |
0 |
伝道の書 |
5 |
17 |
|
人は一生、暗やみと、悲しみと、多くの悩みと、病と、憤りの中にある。 |
0 |
伝道の書 |
5 |
18 |
|
見よ、わたしが見たところの善かつ美なる事は、神から賜わった短い一生の間、食い、飲み、かつ日の下で労するすべての労苦によって、楽しみを得る事である。これがその分だからである。 |
0 |
伝道の書 |
5 |
19 |
|
また神はすべての人に富と宝と、それを楽しむ力を与え、またその分を取らせ、その労苦によって楽しみを得させられる。これが神の賜物である。 |
0 |
伝道の書 |
5 |
20 |
|
このような人は自分の生きる日のことを多く思わない。神は喜びをもって彼の心を満たされるからである。 |
0 |
伝道の書 |
6 |
1 |
|
わたしは日の下に一つの悪のあるのを見た。これは人々の上に重い。 |
0 |
伝道の書 |
6 |
2 |
|
すなわち神は富と、財産と、誉とを人に与えて、その心に慕うものを、一つも欠けることのないようにされる。しかし神は、その人にこれを持つことを許されないで、他人がこれを持つようになる。これは空である。悪しき病である。 |
0 |
伝道の書 |
6 |
3 |
|
たとい人は百人の子をもうけ、また命長く、そのよわいの日が多くても、その心が幸福に満足せず、また葬られることがなければ、わたしは言う、流産の子はその人にまさると。 |